水野家ゆかりの城、弘法大師の霊場…東浦町の歴史あるスポット
東浦町の周辺には歴史を感じさせるスポットが数多く存在しており、じつは歴史に非常にゆかりのあるエリアである。この周辺の歴史スポットを読み解いていけば、東浦町の歴史を振り返ることができる。
東浦町で歴史を感じられるスポットの中で、最も古いのはおそらく「入海貝塚」であろう。発掘調査の結果、縄文時代から人が居住していたことが明らかになった。「うのはな館(東浦町郷土資料館)」では、こういった貝塚の出土遺物の展示がされているので、興味のある人は訪れてみてもいいだろう。
そして東浦町周辺の歴史スポットといえば、「緒川城址」は欠かせない。ここは名家、水野家発祥の地にあたる。文明年間(1469年~1487年)に築城し、居城したのが「緒川城」だ。1606(慶長11)年に廃城となるまで、水野家の居城として栄えてきた。水野忠政の娘、後の徳川家康の生母・於大の方も「緒川城」の生まれとして知られており、城の跡地には「於大出生地の碑」が建立されている。