気軽なダイニング ポルトフィーノ
車通りの多い道路から少し入った場所にあり、住宅地の静かな雰囲気の中にたたずむ、イタリアンレストラン「ポルトフィーノ」。その店名に「気軽なダイニング」と前置きされており、その通り、ファミリー向けの気軽な価格設定でありながら愛情がたっぷり込められた、極上イタリアンを惜しみなく提供してくれる店である。
この店を利用するお客さんはサラリーマンやOL、主婦、ファミリー層がほとんど。いわゆる「とびきりオシャレして出かけるレストラン」とはちょっと違っている。
イタリアンカラーの入口をくぐると、店の中には香ばしいニンニクと海老の香りが漂ってくる。このレストランの一番人気、ペペロンチーノの香りだ。待合の脇には2卓ばかりの個室があり、小さな階段を上ると、窓際から光が差すテーブル席が4つ、さらに、イタリアンには珍しいカウンター席もある。お独りさまから家族連れまで、どんな使い方にも対応してくれるのが、この店の嬉しいところだろう。
店構えは思い切りイタリアンだが、店主が言うには実は「フランステイストのイタリア料理」ということ。確かに、メニュー表を見ればパスタやピザばかりでなく、エスカルゴやフォアグラなど、フレンチ素材を使ったメニューや、ポワレなどフレンチ的なアレンジをした単品料理も目立つ。
ディナーには1,000円台のパスタセットから始まり、2,980円のフルコース「ちょっとイタリアコース」や3,980円のフルコース「ちょっとフランスコース」などもある。前者ではデザートを「ドルチェ」(イタリア)、後者では「デセール」(フランス)と書いているあたりも、店主のささやかなこだわりと見た。
実は店主の織笠氏が料理の道に入ったのは、フランス料理のレストランからだったという。その後、フルーツで有名な「新宿高野」のフルーツパーラーの立ち上げに参加し、シェフを務めるなど、幅広く活躍した人物だ。そして土呂に自身の店を作ったのが2001(平成13)年のこと。自らのスタートとなったフランス料理と、理想とする「いちばん身近な料理」にもっとも近いイタリアンを組み合わせて、美味しく、安く、たっぷり食べられる料理店を作り出した。
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