割烹 楓
「この店に行けば何でも食べられる」と地元ではよく知られている楓。店名には「割烹」と冠しているが、実際に店を訪れると「お好み焼き」「鉄板焼き」「和洋中華」とまさに何でもありの文字が看板に躍っている。
宴会で利用する地元客も多く、法事、慶事での親戚の集まりと言えば、まずここの名が挙がるというほど定番の店だという。
驚くべきはメニューの豊富さだ。定食だけでもざっと30種類(580円~1,500円)あり、レディースセットはパスタ+サラダ+ケーキ+ドリンクで850円。麺類はラーメン各種からうどん、ざる蕎麦、焼きそば、焼きうどんまであり、丼物は5種、カレー各種、その他つまみ向けの単品メニューは数え切れない。看板にあった「鉄板焼き」とは、焼肉をはじめ、イカやホタテや焼きそばなど、何でも鉄板で焼く料理のことを指し、これはこの辺り独特の文化である。10種類ほどあるお好み焼きも鉄板焼きの一種なのかもしれないが、価格は一人前370円から400円と驚くほど安い。
さて、これほどのメニューがある食事処だけにその食材のほどが気になるところ。写真は最も高い定食「楓御膳」(1,500円)で、築地直送の刺身盛りとエビフライ、ヒレカツ、角煮、焼魚(鰻)、珍味(たこわさ)、フルーツ、ご飯、味噌汁がセットになっている。内容は仕入れ状況や季節で若干変わるが、刺身の食感などは魚河岸で食べるものとさして変わらず、しっかりとした素材が使われていることに驚く。ご飯の美味しさも特筆に価するが、これはコシヒカリを玄米で仕入れ、使う分だけ精米しているためだという。
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