深谷エリアの魅力
「深谷」という名を聞いて多くの人が最初にイメージするのは「深谷ねぎ」ではないだろうか。都心に住んでいれば深谷の名を聞いたことはあっても、埼玉県なのか群馬県なのか、と考え込んでしまう人もいるようだ。他県民にとっては立ち寄る機会も少ない深谷だが、魅力的な面が数々ある。そこで今回は深谷の概要から、ちょっとした豆知識までご紹介したいと思う。
深谷は埼玉県北部にある人口約15万人の地方都市だ。2006(平成18)年に深谷市、岡部町、川本町、花園町が合併し、市域を拡大した新たな深谷市となった。市の北境は利根川が流れ、対岸は群馬県の太田市と伊勢崎市となっている。
市域の北部は利根川水系の低地で、粘土質の多い土壌がねぎの栽培に適しており、一面にネギ畑が広がっている。もともとは1929(昭和4)年の大恐慌で主要産業であった繭の価格が下がり、桑からの作物転換を図った結果と言われているが、現在も都心に向けて多くの長ねぎを出荷し、そのブランド力は日本有数のものであろう。
深谷ねぎの特徴としては、繊維のきめが細かく柔らかいこと、糖度が高く甘いこと、白根の部分が長く、皮を剥くと白く美しいこと、などが挙げられる。特に糖度は10~15度前後もあり、これはみかんなどの果物に匹敵する。このほか、チューリップを始めとした花卉(かき)の栽培も盛んである。
市の東部にはバイパス沿いに工業団地が開発され、液晶モニタ製造の大手である東芝モバイルディスプレイや、システムキッチン・ステンレス流し台大手のサンウェーブなど、国内トップメーカーの工場も数多く見られる。食品工業ではアイスの「ガリガリ君」でお馴染みの赤城乳業本社工場もこの付近にある。
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